ドローンの機体登録とリモートID申請の流れを解説!100g以上の新ルールを完全攻略
「ドローンを買ったけれど、まず何をすればいいの?」「リモートIDって何?」「手続きが難しそうで不安……」そんな悩みをお持ちではありませんか?
現在、日本国内で100g以上のドローンを屋外で飛ばすには、自動車のナンバープレートにあたる「機体登録」と、位置情報を発信する「リモートID」の搭載が法律で義務付けられています。これらを怠ると、航空法違反として厳しい罰則(1年以下の懲役または50万円以下の罰金)の対象になる可能性もあります。
この記事では、初めての方でも迷わず手続きを完了できるよう、機体登録からリモートIDの書き込みまでの流れを分かりやすく、ステップバイステップで徹底解説します。
1. そもそも「機体登録」と「リモートID」とは?
手続きに入る前に、それぞれの役割を正しく理解しておきましょう。
機体登録: 国土交通省に「誰が、どの機体を所有しているか」を届け出る制度です。登録が完了すると、個別の「登録記号(JUから始まる英数字)」が発行されます。
リモートID: 飛行中のドローンの識別情報を電波で発信する仕組みです。登録記号などの情報をリアルタイムで送信することで、安全な空の航行を支えます。
注意ポイント
100g未満のトイドローンであっても、国の重要施設周辺や空港周辺など、飛行が禁止されている区域があるため注意が必要です。しかし、今回解説する「登録義務」の対象はあくまで100g以上の機体となります。
2. 準備するものリスト
スムーズに申請を進めるために、あらかじめ以下のものを手元に用意してください。
本人確認書類: マイナンバーカード(推奨)、運転免許証、パスポートのいずれか。
機体情報: メーカー名、型式名、製造番号(シリアルナンバー)。
DIPS 2.0アカウント: 国土交通省の「ドローン情報基盤システム」への登録。
メールアドレス: 連絡用。
手数料: 申請方法により異なります(クレジットカードやネットバンキング決済がスムーズです)。
3. 機体登録のステップ(DIPS 2.0での操作)
申請はオンライン上の「DIPS 2.0(Drone/UAS Information Platform System)」で行います。
STEP 1:アカウント開設とログイン
まずはDIPS 2.0の公式サイトにアクセスし、個人または法人としてアカウントを作成します。マイナンバーカードをお持ちの場合は、スマートフォンアプリでの認証が最も手数料を安く抑えられ、審査も早くなります。
STEP 2:新規登録申請の入力
ログイン後、「無人航空機の登録」メニューから新規登録申請を選びます。
所有者情報: 氏名や住所の入力。
機体情報: あらかじめ用意したシリアルナンバーなどを入力。最近の主要モデルであれば、選択肢から選ぶだけで入力が完了します。
STEP 3:手数料の支払い
申請内容が確認されると、登録したメールアドレスに「手数料納付のお知らせ」が届きます。
マイナンバーカード利用: 900円(最もお得!)
運転免許証・eKYC利用: 1,450円
紙の書類郵送: 2,400円
STEP 4:登録記号の発行と表示
支払完了後、数日以内に「登録記号(例:JU1234567890)」が発行されます。
この番号は、機体の目立つ場所にシールやテプラなどで表示しなければなりません。
表示ルール: 25kg未満の機体であれば、文字の高さが5mm以上であること。鮮明に読み取れる色で表示してください。
4. リモートIDの書き込み(インポート)方法
登録記号が発行されたら、次は「リモートID」の設定です。
リモートID内蔵機の場合
最近の主要なドローンは、機体自体にリモートID機能が内蔵されています。
機体と送信機を起動し、専用の操縦アプリを開きます。
設定画面の「安全」や「無人航空機システム」の項目から「リモートID」を選択します。
「インポート」ボタンをタップし、DIPSのID・パスワードでログインして連携させます。
機体に「登録記号」が書き込まれれば完了です。
外付けリモートID機器の場合
古い機体や自作機などで内蔵されていない場合は、別途「リモートID発信機」を購入し、機体に貼り付ける必要があります。この発信機とDIPSを連携させる手続きが必要です。
5. よくある質問とトラブル対策
Q. 登録の有効期間は?
A. 3年間です。 期限が切れる前に更新手続きを行わないと、再度新規登録が必要になるため注意しましょう。
Q. リモートIDの搭載が免除されるケースは?
A. 以下の場合は例外的に免除されます。
十分な監視体制がある特定の区域(係留飛行など)での飛行。
警察や消防などの公的な業務での飛行。
あらかじめ届け出た「十分なセキュリティが確保された場所」での試験飛行など。
※一般的なレジャー・業務撮影では原則必須と考えておきましょう。
Q. 中古で買った機体はどうすればいい?
A. 以前の所有者が登録を抹消(削除)している必要があります。 抹消されていないと新規登録ができないため、購入前に必ず確認しましょう。
6. まとめ:安全な空撮の第一歩
機体登録とリモートIDの設定は、最初は少し面倒に感じるかもしれません。しかし、これらはドローンを愛する全てのユーザーが空を安全に共有するための「共通ルール」です。
DIPS 2.0で申請し、手数料を払う。
発行された登録記号を機体に貼る。
アプリからリモートID情報をインポートする。
この3ステップをクリアすれば、あなたは堂々と日本の空を楽しむ準備が整います。ルールを守って、最高の空撮ライフをスタートさせましょう!