iPhoneのカメラ性能比較|Proモデルは必要?ProRAWや48MPを使いこなすべき人の条件


「iPhoneを買うなら、やっぱり高い方のProがいいの?」「4800万画素(48MP)って、普通に撮るのと何が違うの?」と迷っていませんか?

iPhoneのカメラは今や、プロのクリエイターが仕事で使うほどの進化を遂げています。しかし、そのポテンシャルをフルに引き出すには、自分に「Pro」の機能が必要かどうかを見極めることが大切です。

この記事では、標準モデルとProモデルのカメラ性能を徹底比較。ProRAWや48MPといった高度な機能を、本当に使いこなすべき人の条件を詳しく解説します。


1. 標準モデル vs Proモデル:決定的なカメラの「3つの差」

価格差に見合うだけの違いがどこにあるのか、まずは主要なスペックから整理しましょう。

望遠レンズ(ズーム性能)の有無

最も分かりやすい違いは「レンズの数」です。

  • 標準モデル: 広角と超広角の2つ。ズームはデジタルズームになるため、大きく拡大すると画質が粗くなります。

  • Proモデル: 望遠レンズを搭載した3眼構成。光学5倍ズームなどが可能なため、遠くの被写体を画質を落とさず鮮明に捉えることができます。お子さんの行事や、野生動物、遠くの景色を撮るならPro一択です。

マクロ撮影(近接撮影)

Proモデルには、被写体にわずか2cmまで近づいて撮れる「マクロ撮影機能」があります。花びらの質感や、時計の精密なメカニズムなど、肉眼を超えるミクロの世界を撮りたい場合はProが必須となります。

LiDARスキャナによる夜間AF

Proにのみ搭載されている「LiDAR(ライダー)スキャナ」は、光の反射を利用して距離を測るセンサーです。これにより、暗い場所でも一瞬でピントが合うほか、「夜間のポートレート」が劇的に綺麗に撮れるようになります。


2. 48MP(4800万画素)は「いつ」使うべき?

最新のiPhoneではメインカメラが48MPに対応していますが、実は**「常に48MPで撮っているわけではない」**という点に注意が必要です。

普段は「24MP」や「12MP」で十分

初期設定では、4つの画素を1つにまとめて光を多く取り込む技術(ピクセルビニング)が使われており、通常は1200万〜2400万画素程度で保存されます。これはデータ容量を抑えつつ、暗い場所でも綺麗に撮るための知恵です。

48MPを使うべきシチュエーション

設定で「HEIF Max」や「RAW Max」をオンにすると、フル解像度の48MPで撮影できます。これを使うべきなのは以下のようなケースです。

  • 風景写真をポスターサイズに大きく印刷したい時

  • 後から写真の一部を大きく「トリミング(切り抜き)」したい時

    細部まで驚くほど精密に残せますが、1枚あたりの容量が数倍に跳ね上がるため、ここぞという場面で使い分けるのが正解です。


3. 「ProRAW」を使いこなせる人の条件

Proモデル限定の「Apple ProRAW」は、写真の「生データ」を保存する形式です。しかし、万人向けではありません。

ProRAWがおすすめな人

  • 本格的な写真編集(レタッチ)が趣味・仕事の人: Lightroomなどのアプリを使い、空の色だけを劇的に変えたり、暗く潰れた部分を綺麗に復元したりしたいなら、ProRAWは最強の武器になります。

  • 自分好みの「作風」を作りたい人: iPhoneが自動で行う「勝手な補正」を最小限に抑え、自分の感性でゼロから色を仕上げたい人に向いています。

ProRAWが必要ない人

  • 撮って出しでSNSにアップしたい人: ProRAWはそのままでは色が「眠く(淡く)」見えることがあります。iPhoneのAIが仕上げた「最初から綺麗な写真」を求めるなら、通常モードの方が満足度は高いでしょう。


4. プロの道具「ProResビデオ」と「Log撮影」の価値

動画性能においても、Proモデルは別格です。

ProResとLog撮影とは?

これらは映画製作の現場で使われるようなプロ用フォーマットです。膨大な情報を記録するため、後からカラーグレーディング(映画のような色付け)を行う際に、映像が破綻しません。

最新のProモデルでは、外部ストレージに直接録画することも可能。iPhone1台でミュージックビデオや映画を撮りたい、という明確な目的があるなら、Proの価値は計り知れません。


5. 結論:あなたはどちらを買うべきか?

標準モデルで幸せになれる人

  • 主な用途はSNS(Instagram, Xなど)への投稿

  • ズームはたまにしか使わない

  • 写真の編集はフィルターをかける程度

  • スマホ本体の軽さを重視したい

Proモデルに投資すべき人

  • 遠くの被写体を綺麗に撮りたい(望遠必須)

  • 編集アプリで写真や動画の色味をトコトン追い込みたい

  • 夜景や暗い室内での撮影が多い

  • 「一番良いカメラを持っている」という安心感が欲しい


6. まとめ:性能差は「こだわり」の差

iPhoneの標準モデルのカメラも、今や世界最高レベルの性能を持っています。多くの人にとって、標準モデルは「十分すぎるほど高画質」です。

一方で、Proモデルは「スマホという名のプロ用カメラ」です。48MPやProRAWといった機能は、使いこなせば魔法のような表現を可能にしますが、その分、知識とデータ容量も必要になります。

自分の撮影スタイルを振り返り、**「レンズの数」と「編集のこだわり」**の2点で選んでみてくださいね。


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