売上が変わる!商品写真(物撮り)の撮り方完全ガイド|スマホでプロ級に仕上げるコツ
ネットショップ、フリマアプリ、SNSでの集客において、最も重要な要素は何でしょうか?それは「商品の写真」です。ユーザーが画面をスクロールする手を止め、その詳細を確認するかどうかは、メインビジュアルのクオリティにかかっています。
「プロに頼む予算はないけれど、売上を伸ばしたい」「高価な一眼レフを持っていない」と悩む必要はありません。現代のスマートフォンには優れたレンズと画像処理能力が備わっており、いくつかの基本ルールさえ押さえれば、スマホ一台で売上を左右する「勝負写真」を撮ることが可能です。
この記事では、物撮り(商品撮影)で成果を出すための準備から、ライティング、構図、編集テクニックまでを網羅して解説します。
なぜ商品写真で売上が変わるのか?
オンラインでの買い物は、実物を手に取ることができません。読者は「写真」という視覚情報のみを頼りに、その商品の質感、サイズ、使用感、そして信頼性を判断します。
クリック率の向上: 検索結果の中でひときわ綺麗な写真は、自然とクリックを誘います。
購入の決断を後押し: 細部まで鮮明な写真は、不安を払拭し、安心感を与えます。
返品リスクの軽減: 実物の色味や形を正確に伝えることで、購入後の「イメージ違い」を防げます。
準備が8割!撮影前に用意すべき3つの神器
スマホだけでプロ級に仕上げるためには、身の回りにあるものを活用した「撮影環境」の構築が欠かせません。
1. 背景紙(バック紙)
背景がごちゃごちゃしていると、商品の魅力が半減します。100円ショップでも手に入る「画用紙」や「壁紙シート」の白やグレーを使い、清潔感のあるスッキリした背景を作りましょう。布を使う場合は、アイロンをかけてシワをなくすのが鉄則です。
2. レフ板(白い板)
光の当たらない側にできる「暗すぎる影」を和らげるために使います。白い発泡スチロールや、厚紙にアルミホイルを貼ったもので代用可能です。これがあるだけで、商品の質感が柔らかくなります。
3. 三脚(スマホホルダー)
手ブレは写真の鮮明さを奪います。安価なもので構わないので、スマホを固定する三脚を用意しましょう。同じ角度から何枚も撮影する場合、構図を固定できるメリットも大きいです。
光を味方につける!失敗しないライティング術
写真は「光」で決まります。特に商品撮影において、照明は最大のポイントです。
太陽の光(自然光)を最大活用する
最もおすすめなのは、晴れた日の窓際での撮影です。直射日光が強すぎる場合は、レースのカーテンを閉めて「柔らかい光」に変えましょう。これをディフューズ(光の拡散)と呼びます。
部屋の照明はオフにする
天井の蛍光灯などは、写真に不自然な色被り(黄色っぽくなる、青っぽくなる)や変な影を作る原因になります。自然光のみで撮るか、専用の撮影用LEDライトを使うようにしましょう。
スマホ撮影でプロっぽく見せる3つのテクニック
設定を少し変えるだけで、スマホ写真特有の「素人感」が消えます。
1. ズーム(望遠)を活用して歪みを取る
スマホの標準レンズは広角気味で、近づきすぎると商品の端が歪んでしまいます。少し離れた場所から「2倍ズーム」程度にして撮影すると、実物に近い正しい形状で写すことができます。
2. AE/AFロックで明るさを固定する
ピントを合わせたい部分を長押しして、明るさ(露出)を固定します。その後、画面のスライダーを上下に動かして、商品が最も魅力的に見える明るさに調整しましょう。
3. グリッド線で水平垂直を保つ
カメラの設定で「グリッド」を表示させ、水平と垂直を意識して撮影します。傾いた写真は「素人っぽさ」や「不安感」を与えてしまうため、基本中の基本として徹底しましょう。
読者の心を動かす「売れる構図」のパターン
商品によって最適な見せ方は異なります。以下の3パターンを使い分けましょう。
俯瞰(真上から): アクセサリー、文房具、お弁当などに。並べた時のデザイン性が強調されます。
正面・水平: ボトル、バッグ、家電などに。商品の形が一番正確に伝わります。
斜め45度: 料理や奥行きのあるものに。立体感が出て、生活の中に置いた時のイメージが湧きやすくなります。
最後の仕上げ!無料アプリでレタッチ(編集)
撮影後の微調整で、写真はさらに化けます。「Snapseed」や「Lightroom(モバイル版)」などの無料アプリが便利です。
明るさを上げる: 清潔感と期待感を高めます。
彩度を整える: 実物の色に近づけます。鮮やかにしすぎるとクレームに繋がるので注意。
シャープネス: 輪郭を少しだけ強調し、質感を際立たせます。
まとめ:魅力的な写真が最高の営業マンになる
「スチール撮影(静止画撮影)」は、一度コツを掴めば誰でも高いクオリティを実現できます。大切なのは、被写体である商品を「どう見せれば喜んでもらえるか」という相手への思いやりです。
今回ご紹介したテクニックを駆使して、あなたの商品の魅力を120%引き出す写真を撮影してみてください。写真が変われば、アクセス数も売上も必ずついてくるはずです。
スチール撮影とは?初心者でも失敗しない基本知識とプロ級に仕上げるコツ