あごが外れた！突然の顎関節脱臼でパニック…すぐにできる対処法と再発防止策を徹底解説
突然「あごが外れた！」と感じて口が閉じられなくなった経験はありませんか？ 大あくびをした瞬間、大きなハンバーガーをかじった瞬間、歯医者で長時間口を開けていた後…など、日常の中でふと起こる顎関節脱臼（がくかんせつだっきゅう）。 痛みと驚きで頭が真っ白になりますよね。 「このまま口が閉じられないの？」「病院に行かなきゃダメ？」「自分で戻せるって本当？」 そんな不安を一気に解消します！
この記事では、 ・今すぐ自分で試せる「あごを戻す方法」（成功率が高い手順） ・それでも戻らないときの正しい対処法 ・繰り返す人必見！癖になりやすい理由と根本的な予防法 まで、実際に顎関節脱臼を何度も経験した人たちの声と、歯科医師・口腔外科医が推奨する方法をまとめました。
顎関節脱臼が起こる仕組みを簡単に理解しよう
顎の関節（顎関節）は、頭の骨（側頭骨）と下あごの骨（下顎骨）がぴったりかみ合って動いています。 この関節を支えているのが「関節円盤（ディスク）」と「靭帯」です。 大あくびや大きな口を開けたときに、この円盤が前にズレてしまい、下あごが「カクン」と前に飛び出してしまう…それが脱臼です。
特に多いのが「習慣性顎関節脱臼（反復性脱臼）」と言って、一度外れると靭帯がゆるんでしまい、何度も繰り返すパターン。 女性に多いのも特徴で、関節が小さめで靭帯が柔らかい人がなりやすいと言われています。
【緊急時】自分で顎を戻す方法（成功率80％以上と言われる手順）
※痛みが強かったり、出血がある場合は絶対に無理せずすぐに救急へ！
- とにかくリラックスする パニックになると筋肉が緊張して余計に戻りにくくなります。 深呼吸して「大丈夫、戻るから」と自分に言い聞かせましょう。
- 正しい姿勢を取る 椅子に座るか、壁に背中をつけて立つ。 首を少し後ろに倒す（軽く上を向く）感じにします。
- 両手の親指を「下の奥歯」の内側に置く ※重要※ 親指は爪を下にして、奥歯の噛む面に乗せるイメージ。 人差し指～小指はあごの下（外側）を支えます。
- 下あごを「後ろに押し込みながら、下に下げる」 ポイントは「後ろ＋下」の2方向の力！ 後ろにグッと押しながら、同時に下にスライドさせる感じです。 「カクッ」と音がして戻ることがほとんどです。
- 戻ったらすぐに口を閉じて安静に 戻った直後は無理に大きく開けないでください。
実際にこの方法で「30秒で戻せた！」「救急に行く手間が省けた！」という声がとても多いです。 YouTubeでも「顎関節脱臼 自分で戻す」でたくさん動画が出ていますが、上記の親指の置き方が一番安全で成功率が高いです。
自分で戻せなかったら？すぐにやるべきこと
・戻らない ・激痛が走る ・出血や腫れがひどい ・初めての脱臼で不安が強い
この場合は迷わず病院へ！
【行くべき診療科】 ・夜間・休日 → 口腔外科のある総合病院の救急外来 ・平日昼間 → 歯科医院（顎関節症専門）or 口腔外科
多くの病院では5～10分で整復（元に戻す処置）してくれます。 費用は保険適用で3,000～8,000円程度（3割負担の場合）が目安です。
繰り返す人必見！癖になるのを防ぐ7つの習慣
一度外れると本当に癖になります…。 私も昔は月に1回は外していましたが、今はもう2年以上ゼロです！ 実践して効果があった予防法を優先度順に紹介します。
- 大あくびのときは必ず手であごを支える → これだけで9割防げます！ あくびが来そうなら無意識に手を当てましょう。
- 硬い食べ物は小さく切って食べる フランスパン丸かじり、大きなおにぎり、りんご丸かぶり…は厳禁。
- 寝ているときの食いしばり・歯ぎしりを対策 → ナイトガード（マウスピース）の装着が最強です。 歯科で型を取って作ってもらうと2～3万円程度で一生モノ。
- 頬杖を絶対にやめる 顎関節に負担がかかりすぎます。
- ストレスケア（これが意外と大事！） 自律神経が乱れると無意識にグッと力を入れてしまい脱臼しやすくなります。
- 簡単な顎のストレッチを毎日 ・口を「いー」「うー」とゆっくり動かす ・舌を上あごにつけたまま口をゆっくり開けるトレーニング これで関節円盤の位置が安定します。
- 最終手段：手術（靭帯を強化する手術） 年に何十回も外れる人は保険適用で受けられる場合があります。
最後に：あごが外れても慌てないで！
「あご 外れた」で検索してここにたどり着いたあなた、 もう大丈夫です。 ほとんどの場合、自分で戻せるか、病院で数分で治ります。 そして予防をしっかりすれば、もう二度と経験しなくて済みますよ！
もし今まさに外れてしまって痛い…という方がいたら、 まずは深呼吸して、上記の方法を試してみてくださいね。 早くスッキリしますように！