バスを美しく撮る方法|初心者でも“プロ並み”に見える撮影テクニック


バスを撮るのが好きな人は、実は鉄道や飛行機の写真ファンよりずっと多いと言われます。
「推しの路線バスをキレイに撮りたい」
「走行中の迫力あるショットを撮影したい」
「SNSに映える“かっこいいバス写真”が撮れない」
と悩んだことはありませんか?

バスは車体が大きく、スピードや光の影響を強く受けるため、ただシャッターを押すだけでは魅力が伝わりません。
しかし、ポイントさえ押さえれば 初心者でも驚くほど美しい一枚 を撮れるようになります。

この記事では、
構図・光・レンズ・設定・場所選び・流し撮りテクニック をわかりやすく解説し、
SNS映え・広告写真レベルのクオリティに近づけるための具体的な手順をまとめました。


1|バス写真の魅力は「光と角度」で決まる

バスの車体は平らな面と大きな窓で構成されています。
そのため、光の影がはっきり出る反射しやすいという特徴があり、撮影時間と角度が仕上がりを左右します。

(1)逆光は避けると写りがキレイ

逆光だと車体が暗く沈みやすく、色も濁ります。
最初は 順光(太陽を背にする) がベスト。

(2)斜め45度の“3/4角度”がもっとも映える

バスを美しく見せる定番構図がコレ。

  • 前面の迫力

  • 車体の長さ

  • 行き先表示

これらがバランスよく写り、SNSでも「かっこいい」と評価されやすい構図です。

(3)曇りの日こそプロっぽい写真に

曇天は影が出ず、反射も少なく“均一に光が回る”ため、
ロゴ・行き先表示・塗装カラーが最も綺麗に出るというメリットがあります。


2|スマホでもできる!バスを美しく撮る基本設定

「一眼レフがないと無理?」
いえ、最近のスマホは非常に優秀なので、設定次第で十分キレイに撮れます。

(1)HDRをオンにする

白飛びしやすい車体の反射を抑え、空や背景の階調も残すことができます。

(2)露出は“若干アンダー”にすると引き締まる

バスの塗装色やガラスの反射は露出オーバーだと飛びやすいので、
-0.3〜-1.0EV の間で少し暗めにすると色がしっかり残ります。

(3)望遠レンズ(2倍・3倍)を活用

近づくとパースが強く歪むため、少し離れた位置から望遠気味に撮ると
プロ写真のような整った車体ラインに。


3|一眼カメラ派は“シャッタースピード”で迫力を出す

一眼レフ・ミラーレスなら、設定ひとつで劇的にクオリティが変わります。

(1)走行中のバス:1/1000以上で迫力ショット

高速シャッターならブレがなく、前面がくっきり写ります。
タイヤの動きが止まった表現が好きなら 1/2000 もおすすめ。

(2)アイドリング中や停車中:1/200前後で十分

止まっている車体を撮るなら、極端に速いシャッターは不要です。

(3)夜間撮影は“ISOオート”で簡単に

夜のバスはヘッドライト・行き先LEDが映えてドラマチック。
手ブレしやすいので、

  • ISOオート

  • スポット測光

  • 手ブレ補正ON
    で撮ると安定します。


4|構図で写真はプロに変わる|すぐ真似できる3つの型

(1)定番の3/4構図(斜め45度)

初心者が絶対に上手く撮れる“黄金構図”。

(2)ローアングルで迫力を強調

地面スレスレから撮ると、
車高の高さ・前面の力強さ・タイヤの存在感が強調されます。

(3)真正面ショットは“少し高め”からがキレイ

正面のLED行き先表示が美しく写り、
左右の対称性も整って見えます。


5|走行バスを美しく撮る“流し撮りテクニック”

流し撮りは難しそうに見えますが、コツをつかめば誰でも成功します。

(1)シャッタースピードは1/20〜1/40

背景が流れ、車体だけがくっきり写るスピードです。

(2)バスの進行方向に身体を回す

ファインダーを覗いたまま上半身をバスの動きに合わせて“回転”させます。

(3)シャッターは連写で

1枚だけ成功すればOKです。
10枚中1枚成功すれば十分。


6|撮影スポット選びで写真は激変する

(1)バス停の“進入側”が狙い目

時速が落ち、車体の角度も調整しやすいので非常に撮りやすい。

(2)終点・ターミナルは背景が整っている

混雑はしますが、看板・建物・標識が少なく、
車体のディテールが映えやすい場所です。

(3)逆に避けたい場所

  • 電線が多い道

  • 車通りが少ない郊外で逆光の場所

  • ゴチャついた店舗前

背景がうるさいと、どんなに構図がよくても映えません。


7|“バス写真映え”の最終仕上げ:加工のポイント

加工は軽めがポイント。
やりすぎると“CG感”が出てしまうため注意。

(1)彩度は+5〜10程度で十分

車体のカラーリングが自然に鮮やかに見えます。

(2)コントラストを少し上げると立体感が出る

反射面が多いバスはコントラスト調整で一気に引き締まります。

(3)水平・垂直ラインは必ず補正する

車体が傾いて見えると“素人感”が出てしまいます。


8|初心者でも“今日から上達”する撮り方まとめ

  • 光は順光 or 曇りがベスト

  • 斜め45度の3/4構図が最も映える

  • 露出は少し暗めで車体色がくっきり

  • 望遠で撮ると車体のラインが美しい

  • 動きものは高速シャッター

  • 流し撮りは1/20〜1/40で背景を流す

  • 撮影スポットはバス停の進入側が最良

  • 最後に水平補正だけ忘れない

このポイントを押さえるだけで、
“なんとなくのバス写真”が“プロの一枚”に近づきます。


まとめ|バス撮影は技術より「コツ」と「慣れ」で上手くなる

バスは大きく存在感のある被写体だからこそ、
光・構図・角度のわずかな差が仕上がりに大きく影響します。

でも安心してください。
今回紹介した方法はすべて、今日から誰でも簡単に実践できます。

  • スマホでも十分キレイ

  • 特別な機材は必要なし

  • コツをつかめばSNS映えは余裕

  • お気に入りの“推しバス”がもっと美しく撮れる

バス撮影は、知れば知るほど面白くなる奥深い世界です。
あなたの写真が、もっと魅力的な一枚になりますように。

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