カメラのリングについて
カメラに取り付ける「リング」はいくつか種類があり、用途によって名称や役割が異なります。代表的なものをまとめます。
1. フィルター用アダプターリング
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ステップアップリング
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レンズ径より大きなフィルターを取り付けたいときに使うリング。
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例:52mmのレンズに58mmのフィルターを装着する場合。
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ステップダウンリング
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レンズ径より小さいフィルターを装着するときに使うリング。
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ただしケラレ(画面の隅が暗くなる現象)が起きやすい。
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2. マウントアダプターリング
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異なるメーカーや規格のレンズをカメラボディに装着するためのリング。
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例:CanonのボディにNikonレンズを装着、オールドレンズをデジタル一眼で使用など。
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電子接点付きのものならAFや絞り制御も可能。
3. フォーカスリング(レンズ本体のリング)
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レンズを手動でピント合わせするときに回す部分。
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MF撮影時に重要で、リングの回転角やトルク感はメーカーごとの特徴がある。
4. ズームリング(レンズ本体のリング)
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ズームレンズの焦点距離を変えるためのリング。
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操作感の滑らかさや抵抗感も撮影のしやすさに直結。
5. アクセサリー用リング
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三脚座リング:望遠レンズなど重量があるレンズを三脚に取り付けるためのリング。
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デコレーションリング:デザイン性を高めるための装飾的なリング。
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リングライト:レンズの周囲に装着し、被写体を均一に照らす照明。
まとめ
「カメラのリング」といっても、
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フィルター用のアダプターリング
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レンズとボディをつなぐマウントリング
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フォーカス/ズーム用の操作リング
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三脚座やリングライトなどのアクセサリー
など幅広い意味があります。