【それ、故障のサインかも?】カメラの警告表示と原因、その対処法
「カメラの液晶に、見慣れない警告マークが出ている…」「シャッターが切れなくなった…」
せっかくのシャッターチャンスを逃してしまった、そんな経験はありませんか?カメラは、精密な機械です。何らかの異常を検知すると、液晶画面に警告表示を出して、私たちに知らせてくれます。今回は、カメラの警告表示が示す意味と、その原因、そして自分でできる対処法について解説します。
よくある警告表示とその原因
カメラの警告表示は、機種によって異なりますが、代表的な警告は共通しています。
1. バッテリー残量に関する警告
警告表示:
バッテリーマークが点滅、または赤く表示される。
原因:
バッテリーの残量が少なくなっていることを示しています。
対処法:
すぐに予備のバッテリーに交換するか、充電しましょう。
2. メモリーカードに関する警告
警告表示:
「カードがありません」「カードエラー」「書き込みできません」などのメッセージが表示される。
原因:
メモリーカードが正しく挿入されていない、またはメモリーカード自体が故障している可能性があります。
対処法:
まずは、カメラの電源を切り、メモリーカードを一度抜き差ししてみましょう。別のメモリーカードを持っている場合は、交換して試してみるのも有効です。それでも改善しない場合は、メモリーカードの故障が考えられます。
3. レンズに関する警告
警告表示:
「レンズが正しく装着されていません」などのメッセージが表示される。
原因:
レンズがカメラ本体にきちんと装着されていない、またはレンズと本体の接点部分にホコリや汚れがついていることが考えられます。
対処法:
カメラの電源を切り、レンズを一度取り外し、再度カチッと音がするまでしっかりと装着し直しましょう。接点部分の汚れが原因の場合は、柔らかい布で優しく拭き取ってください。
4. 温度に関する警告
警告表示:
温度計のマーク、または「高温」のメッセージが表示される。
原因:
長時間の動画撮影や、炎天下での使用などにより、カメラ本体の内部が高温になっている状態です。このまま使い続けると、故障の原因になるため、カメラが自動的にシャットダウンすることもあります。
対処法:
すぐにカメラの使用を中止し、電源を切って、日陰の涼しい場所で本体が冷めるまで待ちましょう。
警告が出た時にやってはいけないこと
無理に電源を入れる:
警告を無視して何度も電源を入れ直すと、かえって故障が悪化する可能性があります。
自己流の修理:
警告の原因がわからないまま、無理に分解したり、自分で修理しようとしたりするのは絶対にやめましょう。
まとめ
カメラの警告表示は、愛機を守るための大切なサインです。
見慣れない警告が出たときは、慌てずにまずは電源を切り、今回ご紹介した原因と対処法を試してみてください。もし、それでも改善しない場合は、無理せずメーカーや修理専門店に相談しましょう。
日頃からカメラの状態をこまめにチェックして、快適な撮影を楽しみましょう。