放置は危険!大切なカメラを守る「防湿剤」の選び方と正しい使い方
「カメラをしばらく使わない間に、レンズがカビだらけに…」
そんなカメラの悲しいトラブルは、適切な湿気対策で防ぐことができます。高価な一眼レフやレンズを湿気から守るために欠かせないのが「防湿剤」です。
この記事では、カメラ 初心者の方でもすぐに実践できる、防湿剤の選び方から正しい使い方、そして防湿剤とドライボックスを組み合わせた効果的な保管方法まで、わかりやすく解説します。
なぜカメラに防湿剤が必要なの?カビの恐ろしさ
日本の気候は高温多湿で、カメラやレンズにとってカビが非常に繁殖しやすい環境です。一度生えてしまったカビは、素人では取り除くのが難しく、専門業者にクリーニングを依頼すると高額な費用がかかります。最悪の場合、修理が不可能になることも。
防湿剤は、ドライボックスや防湿庫の中に一緒に入れておくことで、湿気を吸収し、カメラをカビから守る役割を果たします。
防湿剤の種類と選び方
カメラ用の防湿剤には、いくつかの種類があります。それぞれの特徴を知って、自分に合ったものを選びましょう。
1. シリカゲル:繰り返し使える定番の乾燥剤
シリカゲルは、ゼリー状の透明な粒でできた防湿剤です。湿気を吸収すると色が変わり、再生して繰り返し使えるタイプが多いのが特徴です。
使い方:吸収力が落ちて色が変わったら、電子レンジで温めるなどして乾燥させれば、再び使えます。
メリット:経済的で、長期間使えます。
デメリット:再生の手間がかかります。
2. シートタイプ:手軽で交換が簡単
不織布などに防湿剤が封入されたシートタイプは、ドライボックスの隅に置くだけで手軽に使えるのが魅力です。
使い方:湿気を吸ってシートが重くなったり、色が変わったりしたら交換します。
メリット:交換するだけでOKなので、手軽です。
デメリット:使い捨てなので、継続的に費用がかかります。
正しい防湿剤の使い方とカメラの保管方法
防湿剤の効果を最大限に引き出すためには、ドライボックスと併用するのがおすすめです。
防湿ケースを用意する:ドライボックスと呼ばれる密閉容器を選びます。湿度計がついていると、庫内の湿度が確認できて便利です。
防湿剤を入れる:カメラとレンズをドライボックスに入れたら、一緒に防湿剤を入れます。
湿度をチェックする:庫内の湿度は40〜50%が理想的です。湿度計でこまめにチェックし、湿度が上がってきたら防湿剤を交換したり、再生したりしましょう。
防湿庫は、電気で自動的に湿度を管理してくれるため、防湿剤の手間が省ける便利なアイテムです。たくさんのカメラやレンズを所有している方には、防湿庫がおすすめです。
まとめ
大切なカメラを長く使い続けるためには、湿気対策が欠かせません。
防湿剤は、ドライボックスと組み合わせて使うことで、高価なカメラをカビからしっかりと守ってくれます。ぜひこの記事を参考に、あなたのカメラの保管方法を見直してみてください。