写真がもっと楽しくなる!望遠・広角・単焦点レンズの使い分け方と特徴を徹底解説
「カメラを買ったけど、キットレンズからステップアップしたいな…」「望遠とか広角とか、レンズの種類がたくさんあって、何を選んだらいいかわからない!」
一眼レフカメラやミラーレスカメラを手にしても、どのレンズを使えばいいのか迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。レンズを変えるだけで、写真の雰囲気はガラリと変わります。
この記事では、カメラのレンズを使いこなしたい初心者の方に向けて、望遠、広角、単焦点レンズの3つの特徴と、それぞれの使い分け方をわかりやすく解説します。この記事を読めば、レンズ選び方のコツがわかり、もっと写真撮影が楽しくなりますよ。
レンズの基本:焦点距離とF値を知ろう
レンズの使い分けを学ぶ前に、まずはレンズの基本である「焦点距離」と「F値」について知っておきましょう。
焦点距離:レンズが写せる範囲(画角)を表す数値です。この数値が小さいほど広い範囲が写せ(広角)、大きいほど遠くのものを大きく写せます(望遠)。
F値:レンズが光を取り込む量を表す数値です。この数値が小さいほど明るい写真が撮れ、背景を大きくぼかすことができます。
【望遠レンズ】遠くのものを大きく写したいなら
望遠レンズは、遠くの被写体をグッと引き寄せて、大きく写すことができるレンズです。運動会や発表会、風景写真などで大活躍します。
特徴:望遠レンズならではの特徴として、「圧縮効果」が挙げられます。遠近感がなくなり、遠くの被写体と背景が近くにあるように写る効果です。
おすすめの使い方:
ポートレート:背景を大きくぼかし、人物を際立たせることができます。
運動会・発表会:遠くからでも子どもの表情や動きを逃さず撮影できます。
風景写真:山並みなどを何層にも重ねて写し、奥行きのある写真が撮れます。
【広角レンズ】雄大な風景を写したいなら
広角レンズは、広い範囲を写せるレンズです。雄大な風景写真や、狭い室内を広く見せたいときに最適です。
特徴:広角レンズは「パースペクティブ(遠近感)」が強調されるため、手前のものを大きく、奥のものを小さく写すことができます。この効果を活かすと、ダイナミックな写真に仕上がります。
おすすめの使い方:
風景写真:広い景色を一枚に収めたいときに最適です。
集合写真:大人数でも全員を写すことができます。
建築物:建物を下から見上げるように撮影すると、ダイナミックな写真になります。
【単焦点レンズ】美しいボケを活かしたいなら
単焦点レンズは、ズームレンズとは違い、焦点距離を変えることができないレンズです。ズームレンズのように画角を変えられないという不便さがある一方で、開放F値が小さく、明るいレンズが多いという大きなメリットがあります。
特徴:F値が小さいため、美しい「ボケ」表現が得意です。背景がとろけるようにボケることで、被写体が際立ち、とても印象的な写真になります。
おすすめの使い方:
ポートレート:人物の表情を柔らかく写し、背景をぼかすことで人物にグッと焦点が当たります。
料理写真:ボケを活かすことで、料理をより美味しそうに撮影できます。
夜景や室内:F値が小さいため、手ブレしにくい速いシャッタースピードで撮影できます。
シチュエーション別!レンズの賢い選び方
ここからは、具体的なシチュエーションで、どのレンズを選ぶのが良いかを見ていきましょう。
ポートレート:人物をメインで撮るなら、単焦点レンズがおすすめです。
旅行:旅行にレンズを一本だけ持っていくなら、標準ズームレンズが便利です。望遠から広角まで対応でき、様々なシーンに対応できます。
運動会:子どもを遠くから撮るなら、望遠レンズは必須です。
まとめ
今回は、望遠、広角、単焦点レンズの使い分けについて解説しました。
望遠レンズ:遠くのものを大きく写し、圧縮効果が得意。
広角レンズ:広い範囲を写し、パースペクティブを活かせる。
単焦点レンズ:美しいボケ表現が得意で、明るく撮れる。
まずは、お持ちのレンズでいろいろな写真を撮ってみましょう。そして、どんな写真を撮りたいかイメージが固まってきたら、ご自身の用途に合ったレンズを探してみてください。レンズの使い分けをマスターすれば、あなたの写真の世界はもっと広がりますよ。