持病があっても医療保険に入れる?加入のコツとおすすめの保険
「持病があるから、もう医療保険には入れないのかな…?」と不安に感じている方はいませんか?
一度でも病気やケガを経験すると、「いざというときのために保険に入っておきたい」という気持ちが強くなりますよね。でも、「持病がある」というだけで、通常の医療保険の審査に通るか心配になる方も多いと思います。
安心してください。実は、持病がある方でも入れる医療保険はたくさんあります。今回は、そんな**「持病があっても入れる医療保険」**について、その種類や選び方、そして加入のコツをわかりやすく解説していきます。
なぜ持病があると保険に入りにくいのか
そもそも、なぜ持病があると医療保険に入りにくくなるのでしょうか?
それは、保険会社が「公平性」を保つためです。健康な方と比べて、持病がある方は将来的に病気やケガで入院・手術をするリスクが高くなります。
もし、持病がある方も健康な方と同じ条件で加入できると、保険会社が支払う給付金の総額が増え、結果として保険料が全体的に上がってしまいます。これを防ぐために、保険会社は加入前に健康状態をチェックしているのです。
持病があっても入れる医療保険の種類
では、持病がある方はどんな医療保険を選べば良いのでしょうか?主に以下の2つのタイプがあります。
1. 引受基準緩和型医療保険
このタイプの保険は、通常の医療保険よりも告知項目が少なく、加入しやすいのが特徴です。
例えば、「過去2年以内に特定の病気で入院・手術をしていないか」「過去5年以内にがんなどで入院・手術をしていないか」など、簡単な質問に「いいえ」と答えられれば加入できるケースが多いです。
【メリット】
告知項目が少ないため、持病があっても比較的加入しやすい。
告知内容によっては、持病が悪化した場合でも保障を受けられる可能性がある。
【デメリット】
通常の医療保険よりも保険料が少し割高になることがある。
加入後一定期間(例えば1年間)は、給付金が50%に削減されるなど、保障内容に制限がつく場合がある。
【代表的な保険会社】
アクサ生命
オリックス生命
はなさく生命
太陽生命
チューリッヒ生命
メディケア生命
なないろ生命
アフラック
これらの保険会社は、持病がある方向けの医療保険に力を入れていることが多いです。
2. 無選択型医療保険
このタイプの保険は、健康状態の告知が一切不要で、誰でも加入できるのが最大の特徴です。
【メリット】
持病の種類や過去の病歴に関係なく、誰でも加入できる。
【デメリット】
保険料が非常に割高になる。
保障内容に制限が多く、給付金を受け取れる条件が厳しい場合がある。
基本的には、引受基準緩和型医療保険に加入できなかった場合の最後の選択肢として検討すると良いでしょう。
持病がある方が医療保険を選ぶ際のポイント
持病がある方が医療保険を選ぶ際は、以下のポイントに注目して比較検討しましょう。
1. 告知内容をしっかり確認する
保険会社によって告知内容は異なります。ご自身の持病が告知項目に該当しないか、丁寧に確認しましょう。
2. 保障内容をチェックする
「入院日額」「手術給付金」など、どのようなときにいくら給付金がもらえるのか、保障内容をしっかりチェックしましょう。特に、持病が悪化した場合も保障の対象になるかどうかが重要です。
3. 保険料を比較する
引受基準緩和型は保険料が割高になりがちですが、保険会社や商品によって金額は異なります。「安さ」だけでなく、保障内容とのバランスを見て選びましょう。
持病がある子供向けの医療保険は?
お子さんに持病がある場合も、同様に「引受基準緩和型医療保険」などを検討することができます。
子供向けの共済(JA共済、全労済など)の中には、告知内容が比較的緩やかで加入しやすいものもあります。
最後に
「持病があるから」と諦める必要はありません。大切なのは、ご自身の健康状態に合った保険を見つけることです。
まずはいくつかの保険会社の資料を取り寄せて比較してみたり、無料の保険相談窓口で専門家のアドバイスを受けてみたりするのも良い方法です。
「持病があっても入れる保険」は、いざというときの大きな安心につながります。ぜひこの機会に、ご自身の保険を見直してみてはいかがでしょうか。