生理中のお風呂、ホントはOK?気になるギモンを解決して快適に過ごそう!
「生理中だけど、お風呂に入って大丈夫かな?」
「湯船に浸かりたいけど、経血が漏れないか心配…」
生理中って、普段以上にデリケートになりますよね。特に、お風呂に入ることに対して、このような疑問や不安を感じたことがある方も多いのではないでしょうか。昔は「生理中はお風呂に入らない方がいい」と言われたこともありますが、それは本当なのでしょうか?
この記事では、生理中のお風呂に関するよくある疑問を解消し、快適に過ごすためのポイントを詳しく解説していきます。正しい知識を身につけて、生理中でも安心してリラックスできるバスタイムを楽しみましょう!
結論から!生理中のお風呂は「基本的に大丈夫」です!
昔は「生理中にお風呂に入ると体に悪い」「感染症にかかりやすい」などと言われることもありましたが、現代においては、生理中にお風呂(湯船)に入ることは基本的に問題ありません。
その理由としては、以下の点が挙げられます。
衛生環境の向上: 現代の日本の家庭のお風呂は清潔に保たれており、感染症のリスクは低いと考えられています。
体の仕組み: 経血は腟から排出されますが、お湯の中にいる間は水圧によって一時的に排出されにくくなります。また、湯船から上がれば自然に排出されます。
リラックス効果: 生理中の不快感や痛みを和らげるために、体を温めることは有効です。温かいお風呂は、心身のリラックスにも繋がります。
ただし、いくつか注意しておきたいポイントもありますので、詳しく見ていきましょう。
生理中のバスタイム、これだけは知っておきたい注意点と対策
安心して生理中のお風呂を楽しむために、以下の点に注意しましょう。
1. 浴槽のお湯は清潔に保つ
家族と一緒にお風呂に入る場合は、一番最後に入る、またはシャワーで済ませるなどの配慮をすると、お互いに気持ち良く過ごせます。もし気になる場合は、入浴剤を使ってお湯を濁らせるのも一つの方法です。
2. 長時間の入浴は避ける
体を温めることは大切ですが、長時間の入浴は体力を消耗させ、のぼせや貧血の原因になることがあります。特に生理中は体がデリケートなので、10分~15分程度の入浴を目安にしましょう。
3. 体調に合わせて無理はしない
生理痛がひどい時や、体調がすぐれない時は、無理に湯船に浸からず、シャワーで済ませるのが賢明です。体を温めたい場合は、シャワーを浴びながら足元や腰周りを重点的に温めるだけでも効果があります。
4. 入浴前後のケアをしっかりと
入浴前: 湯船に浸かる前に、シャワーで軽く体を洗い流し、経血をきれいに流しておきましょう。
入浴中: 湯船から上がると経血が再び流れ出すことがあります。気になる場合は、タンポンや月経カップを使用すると、経血が湯船に広がる心配がなく、より安心して入浴できます。ただし、タンポンや月経カップを使用する場合は、入浴後に必ず新しいものに交換しましょう。
入浴後: 湯船から上がったら、すぐにタオルで体を拭き、清潔な下着やナプキンをつけましょう。体が冷えないうちに素早く行うことが大切です。
5. 温活を意識する
体を温めることは、生理中の血行促進や痛みの緩和に繋がります。
湯船に浸かる: やはり湯船に浸かるのが一番体を温める効果があります。
バスソルトや入浴剤: 血行促進効果のあるものや、リラックス効果のあるアロマ配合の入浴剤を使うのもおすすめです。
温かい飲み物: 入浴前後に白湯やハーブティーなど、温かい飲み物を摂るのも良いでしょう。
こんな時はどうする?生理中のお風呂に関するQ&A
Q1: 生理中に温泉や銭湯に行っても大丈夫?
A: 基本的には避けるのが無難です。
不特定多数の人が利用する場所では、自宅のお風呂に比べて感染症のリスクがわずかながら高まる可能性があります。また、他の方に配慮するためにも、経血が漏れる心配がある場合は控えるのが良いでしょう。どうしても行きたい場合は、経血量が少ない日を選び、タンポンや月経カップを必ず使用し、入浴後は速やかに取り替えるなど、衛生面に最大限配慮しましょう。
Q2: タンポンや月経カップを使えば、プールや海も大丈夫?
A: はい、使用することで可能になります。
タンポンや月経カップは、経血を体内で吸収・キャッチするため、水着になっても経血が漏れる心配がありません。ただし、使用方法をしっかり守り、長時間使用しない、入水後や使用後は速やかに交換するなど、衛生面には十分注意してください。
Q3: 生理中に湯船に浸かることで、経血量が増えたりする?
A: いいえ、経血量が増えることはありません。
お湯に浸かっている間は水圧で経血が一時的に排出されにくくなるため、「出てない」と感じることがありますが、それは経血が止まっているわけではありません。湯船から上がれば通常通り排出されます。
まとめ:生理中でも自分を労わって、快適なバスタイムを!
生理中のお風呂は、現代では基本的に問題なく楽しめます。むしろ、体を温めてリラックスすることで、生理中の不快感を和らげ、心身のバランスを整える大切な時間になります。
大切なのは、無理をせず、自分の体調に合わせて入浴方法を選び、衛生面に配慮することです。正しい知識を身につけて、生理中でも安心して快適なバスタイムを過ごしてくださいね。自分を労わる時間を大切にすることで、心も体も健やかに過ごせるはずです。