「あれ?光コンセントあるのに工事が必要なの?」その疑問、スッキリ解決します!
「引っ越してきたら光コンセントがある!これでインターネットがすぐに使える!」…そう思っていたのに、「工事が必要です」と言われてガッカリした経験はありませんか?
「せっかく光コンセントがあるのに、なんでまた工事するの?」「これって二度手間じゃない?」と疑問に思う方も多いはず。ご安心ください!今回は、光コンセントが設置済みなのに工事が必要になるケースや、その理由について、わかりやすく解説していきます。あなたの疑問を解消し、スムーズな光回線導入のお手伝いをします!
光コンセントがあるのに工事が必要なケースとは?
光コンセントが部屋に設置されているのに、なぜか工事が必要になる…。これにはいくつかのパターンがあります。
1. 「光コンセントはあっても、回線が部屋まで来ていない」ケース
これが最も多いパターンかもしれません。光コンセントは、あくまで**「光回線を部屋の中に引き込むための差込口」**です。建物全体には光ファイバーが引き込まれていても、個々の部屋まで回線が接続されていない場合があります。
以前の入居者が光回線を利用していなかった: 前の住人が光回線を使っていなかった場合、建物内の配線はあっても、部屋の光コンセントから先の光ファイバーが、建物の共有部分(MDF室など)で接続されていない状態になっていることがあります。この場合、光コンセントまで光ファイバーを繋ぐ工事が必要になります。
「光配線方式」ではない古いタイプの建物: マンションやアパートによっては、VDSL方式やLAN方式といった光回線とは異なる配線方式が採用されている場合があります。これらの方式では、光コンセントが設置されていても、それはあくまで「電話回線」や「LANケーブル」の差込口として使われているだけで、光ファイバーが直接部屋まで来ているわけではありません。新しい光回線サービスを導入するには、新たに光ファイバーを引き込む工事が必要になることがあります。
光コンセントがあっても回線が「休止」している: 以前誰かが使っていた回線が、解約時に完全に撤去されずに「休止」状態になっている場合もあります。この休止状態の回線を再度利用可能にするために、接続工事が必要となることがあります。
2. 「光回線の種類を変更する」ケース
すでに何らかの光回線を利用していて、別のプロバイダや事業者(例:ドコモ光からソフトバンク光へ、など)に乗り換える場合も、工事が必要になることがあります。
異なる事業者独自の設備が必要: 光回線の事業者によっては、独自の設備や方式を使用している場合があります。例えば、NTTのフレッツ光回線とは異なる、独自回線を使用している事業者に乗り換える場合、新たにその事業者の回線を引き込む工事が必要になることがあります。
回線終端装置(ONU)の交換: 光回線を利用するには、光信号をデジタル信号に変換する「回線終端装置(ONU)」という機器が必要です。事業者によっては、このONUが異なる場合があり、交換作業のために訪問工事が必要となることがあります。
3. 「光コンセントはあるが、損傷している」ケース
稀なケースですが、光コンセント自体が破損していたり、内部の配線に問題があったりする場合も、修理や交換のための工事が必要になります。
劣化や破損: 経年劣化や、引っ越しの際の家具の移動などで、光コンセントが損傷してしまうことがあります。
配線トラブル: 壁の中の配線に問題がある場合、光コンセントがあっても通信ができません。この場合、専門業者による調査と修理が必要になります。
光コンセントがあっても工事が必要な場合の工事内容とは?
光コンセントがあるのに工事が必要な場合、実際にはどのような工事が行われるのでしょうか?
光ファイバーの接続作業: 部屋の光コンセントと、建物の共有部分(MDF室など)にある光ファイバーを接続する作業が主に行われます。これは、物理的に光ファイバー同士を繋ぎ合わせる精密な作業です。
回線終端装置(ONU)の設置・交換: 新しい事業者を利用する場合や、既存のONUが古くなっている場合などは、新しいONUの設置や交換作業が行われます。
動作確認: 工事後、実際に光信号が部屋まで届いているか、インターネットに接続できるかなどの動作確認が行われます。
ほとんどの場合、大がかりな工事ではなく、室内の作業が中心となりますが、状況によっては屋外(電柱から建物への引き込みなど)の作業が必要になることもあります。
工事を避けるためにはどうすればいい?
「工事はできれば避けたい…」そう思う方も多いはず。工事不要で光回線を利用できるケースもあります。
1. 「転用」や「事業者変更」を利用する
すでにフレッツ光や光コラボ(ドコモ光、ソフトバンク光、楽天ひかりなど、フレッツ光の回線を使ったサービス)を利用していて、同じNTT回線を利用する別の光コラボサービスに乗り換える場合は、「転用」または「事業者変更」という手続きが可能です。
転用(フレッツ光から光コラボへ): フレッツ光の契約から、光コラボサービスに乗り換える場合。
事業者変更(光コラボから別の光コラボへ): ドコモ光からソフトバンク光へなど、光コラボサービス間で乗り換える場合。
これらの手続きは、原則として工事不要で光回線を乗り換えられます。ONUもそのまま利用できることが多いため、手続きのみでスムーズに乗り換えが可能です。
2. 「無派遣工事」で済むケースを確認する
光コンセントがすでに設置されており、回線が部屋まで来ていることが確実な場合、事業者の判断によって「無派遣工事」となることがあります。これは、業者による訪問工事が不要で、NTT側での開通作業のみで利用可能になるケースです。ただし、これは事業者側の判断となるため、申し込む際に確認が必要です。
3. 賃貸物件の場合は管理会社や大家さんに確認する
引っ越し先の賃貸物件で光回線を導入する場合、事前に管理会社や大家さんに以下の点を確認しておくとスムーズです。
光回線の導入状況: 建物全体に光回線が導入されているか、どの回線事業者に対応しているか。
過去の入居者の利用状況: 前の住人が光回線を利用していたか、その際に撤去工事が行われたか。
工事の可否: もし工事が必要な場合、工事を行っても良いか、壁に穴を開けるなどの作業が可能か。
これらの情報を事前に確認することで、申し込み後のトラブルを防ぎ、スムーズにインターネットを利用開始できます。
まとめ:光コンセントがあっても工事が必要なのは「回線が繋がっていない」から
光コンセントが部屋にあっても工事が必要になる主な理由は、**「光コンセントと建物の光回線が物理的に接続されていない」**ことが多い、ということがお分かりいただけたでしょうか。
見た目にはコンセントがあっても、まるで水道の蛇口があるのに元栓が閉まっているような状態なのです。
もし、光コンセントがあるのに工事が必要と言われた場合は、
現在利用中の光回線と同じNTT回線を使ったサービスへの乗り換えか?(→転用・事業者変更なら工事不要の可能性大!)
建物全体に光回線が導入されているか、部屋まで回線が来ているか?
光コンセントの状況(破損などはないか)?
これらを改めて確認してみましょう。
インターネットは今や生活に欠かせないインフラです。少しでも早く、快適なインターネット環境を整えるために、この記事が皆さんの疑問解消の一助となれば幸いです。不明な点があれば、遠慮なく契約したい光回線事業者に問い合わせて、疑問を解消してから申し込みを進めてくださいね!